2021-06-18 建売と注文住宅②
建売と注文住宅の比較
前回は簡単に建売と注文住宅の比較をしましたが、今回はもう少し詳しく解説してみたいと思います。
予算4,000万で土地代が1,500万円で想定すると、どちらも家の費用は2,500万円です。
注文住宅の場合は本体+諸費用等+外構ですね。
建売住宅の場合は本体+諸費用等+外構+企画者の利益となります。
建売の企画者は利益を出すために建売住宅の販売をしています。
利益が乗せられるのは当たり前のことですが、この利益の金額が想像以上に大きい場合が多いです。
この利益分は家の質が、そして設備の質が下がってきてしまいます。
住み始めてからのランニングコストに大きな差が・・・
新築の時はどちらも、きれいで差はほとんどないように見えますが、住み始めてから、その差は出てきます。
まずは断熱性の違いですね。
日本では厳しい断熱基準がないので、それなりの断熱でも問題ありません。
そこで建売の場合は断熱性はどうしても低くなってしまいます。冬は寒く、夏は暑いです。
真夏や真冬には過ごしにくいので各部屋で冷暖房を使い続けます。冷暖房を含む光熱費が4万、5万くらい支払いされてる家庭も多いです。
高断熱の注文住宅では月に1万円くらいで済む、ご家庭も多いです。
月に3万違っても、年で36万円、30年間では1,080万円の違いが出てきます。
ある面では建てる家次第で住宅ローンを減らせると言えますね。
約1,000万円の違いがあれば、家のアフターのメンテナンス費用にも当てられますし、家族の旅行なども考えられます。
注文住宅も<どの会社でも同じではない!!
実はどの注文住宅でも、同じというわけにはいきません。
建売同様のレベルの家を建てている会社も多いです。
とくに断熱については、上記にもありますが、厳しい断熱基準がないので、断熱的には、かなり「悪い」「低い」会社が多いです。
そこで
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建築会社の選択が重要になってきます。
次回は耐震性から見ていきたいと思います。