日本の家の不思議

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施主OBの吉岡です。

以前、輸入住宅の仕事をしていた関係でカナダに何度か視察旅行に行ってます。

そこで建売から、高級住宅街の邸宅まで、色々と見学させていただきました。

一番興味深く感じたのが、建売住宅でした。

日本のように一軒か二軒だけの建売は、まずありません。

日本では分譲住宅という感じですね。

大規模な敷地で分譲されてました。

日本ではまず家が建ち、その後に商用施設やスーパーができてきます。

あちらでは道と商用施設やスーパーが整備されてから、家が建ち始めてました。

日本では分譲地の住宅を一番に買うと当分は離れた商用施設やスーパーへ通うという感じになります、このあたりが違ってました。

そこに建てられた建売は最低ランクの建材を使用した家です。

そこでかなり低価格で住宅が供給されています。

実は北米では2X4工法の規格で建材が作られてます。そこでホームセンターで買って帰った、建材が同じ規格のものならピッタリと入ります。

そこでオーナーさんは余裕ができると玄関ドアなどを自分で交換していき、どんどんグレードの高い家にしていきます。

また、ホームセンターは巨大で家一軒がそこで買ったもので建てられるくらいの品揃えです。

熟成された分譲地に行くと同じデザインの家が並んでましたが、外見はオーナーの手の入れ具合でかなり違ってました。

日本の家は低価格の家も、豪邸も内装はそう変わりない!!

カナダでは低価格の家に使われている建材と豪邸で使われている建材はまったく違います。

その違いははっきりわかります。

ところが日本では建売住宅の内装と坪百万以上の豪邸(?)いわれる大手のハウスメーカーの家も、数億円かかりましたという芸能人さんやお金持ちさんの家も内装はほとんど変わりません。

日本の建売はカナダの最低ランクの家に比べたらすごく良いです。

逆に日本でランクの高い家と言われる家をカナダの豪邸と比べたら雲泥の差があります。しょぼいのです。

支払われる金額は日本のほうが高いかもしれません。

その差額はいったいどこに消えているのでしょうか?

建築会社の一部の社長さんが超高級外車を乗り回しているのはこんなところでしょうかね?

日本の家の不思議ですね。グレードが価格に付いてきてないです。高い家を立てるほどお施主さんは損してます。それが日本の家ですね!!

アートホームズの家は間違いなくお値段以上のグレードです!!