灯油を1リットル燃やすと
灯油(ガスとかも)を燃やすと水蒸気と二酸化炭素が発生します。灯油は炭素と水素でできてます。これが燃焼すると供給される酸素と結合して(CとHとOの組み合わせで)水と二酸化炭素ができます。
灯油に酸素が加わるので灯油1リットルなら、水1リットル強の水蒸気が発生する計算です。(正確には1.3リットルくらい)
昔から使われるイラストのような「反射型石油ストーブ」ですと機種にもよりますが一時間に0.2リットル前後の灯油を消費します。能力から行くともう少し多いはずですが、途中で暖かくなると火を落とすのでこんなものです。
8時間使うと1.6リットルくらい灯油を消費します、約1.3倍なので一升瓶一本分強の水蒸気が発生します。
昨日の話の続きになりますがこの水蒸気が水となり、「結露」となります。
そして、この他にも問題を抱えてます。それが酸素を猛烈に消費するということです。
家の気密性は確実に上がってます。
昔の家は隙間風だらけ、サッシにしても気密性が悪く、ある面、酸素の供給は十分でした。(その分寒いですが・・・)
現在は気を使ってない家でも、かなり高気密化してます。
その中で酸素を猛烈に消費する、「反射型石油ストーブ」「ファンヒーター」「ガスコンロ」などの使用は十分な換気をしないと危険な状態になります。
義務付けされた24時間換気で換気をしているという声も聞こえそうですが、これは本当にゆっくりと部屋の空気を入れ替えるものので、石油ストーブ等の使用を想定したものではないです。
そこで結露の問題とともに「換気」のことも考えて煖房のことを検討しないといけません。このような暖房器具等を使うときはしっかりと定期的な窓開け換気が必要です。
ガスや灯油の燃焼で二酸化炭素以外の有害なガスも発生します。その有害なガスの中にはシックハウスの要因となるガスも含まれてます。
海外の報告では、シックハウスにならないように要因となる建材をすべて排除したのにシックハウスになる報告があり、調査するとガスコンロの排気の中の有害ガスがシックハウスの原因だとわかったそうです。
このようなことから「反射型石油ストーブ」「ファンヒーター」等が禁止の賃貸も増えてます。
これからどんどん寒くなっていきます。煖房についても考えていかないといけませんね!!
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