2021の総括

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今年も大掃除という時期になりました。年のせいか、一年の過ぎるのがものすごく早く感じます。

2020の年末年始の話題をちょっと前にブログで書いたような気がしてましたが、2021の総括を書く時期になってます。

続くコロナ禍の中で2021年は建築業界は沢山の試練に襲われました。

変異株の登場

ウッドショック

石油の高騰

過去にこれほどの試練・困難に直面したことはなく、打つ手なし状態でした。

言葉だけは「ウッドショック」というのは知れ渡りましたが、このダメージは皆様が考えられている、想像を遥かに超えております。

5から6回ぐらい、木材の値上げがありました。

私どもは注文住宅が中心ですので、打ち合わせ中に「木材の値上げがありました」とお伝えして、追加のお金をいただくようにお伝えするのが非常に気が引けます。

しかも、弊社の場合はお施主様との打ち合わせが数か月に及ぶこともございます。そう致しますとその間に数度の木材の値上げが起こるということになります。

対応に苦慮した一年でした。

よく、ウッドショックが収まってから家を建てた方が良いですか?

このような質問を受けることが多いです。

これまでのことを見ても、上がったものが下がるということはほとんどないです。多少は下がるかもしれませんが、以前の状態まで戻るということは考えられないです。

高値安定が続くと思われます。また、木材そのもの問題だけでなく、石油の高騰は運送費の高騰となります。

また、世界的な半導体の不足は住宅設備などには電子部品を使ったものが多く、今後はコスト高が続くと思われます。

値上がりの要因が、コロナ禍・アメリカの金融緩和と好景気・中国の積極的な消費などがあげられます。

アメリカは金融緩和の抑制方向ですが、十数億の人口を抱える中国の積極的な消費は今後も続くと思われます。

木材だけでなく、食品関係の牛肉やカニといったものがかなりの値上がりをしてますがこれらも中国の積極的な消費がかかわっていると考えられます。

来年以降も厳しい環境の中での家づくりが続いていくと思われます。

家を建てるのは早い方が良いかもしれません?

儲けようとしてそんなこと言っているのかと言われそうですが、今後も各種建材の値上げは続くと思われます。

また、今は政府は断熱性の高い家の建築の推進に積極的ではないですが、地球温暖化の問題は待ったなしの状況です。重い腰を上げないといけなくなると思われます。

断熱性の高い家の建築となるとかなりのコスト高が考えられます。このコストも大手さんは価格に転嫁となります。かなりの負担増が予測されます。(弊社は転嫁もせずに企業努力で適正価格の断熱性の高い家を建ててますが・・・)

もう一つが、二酸化炭素の削減で化石燃料(石油等の)の使用削減ということで、各家庭の屋根にソーラーパネルの装着の義務付けという案も出てます。これも現実的になればお施主さんの負担となりますね。

政府は言うだけ、法案を決めるだけで終わると思います。あとはメーカーさんとお施主さんが負担することとなります。

国を挙げてのプロジェクト、地球環境のためなのですが、政府が先導して、安く性能の良いパネルの開発や価格の調整を実行すればよいのですが、いつも通りにメーカー任せとなると思います。

メーカーは儲かるチャンスとときめくぐらいです。安く供給とはならないかもしれません。

様々な要因で家のコストは上がる可能性しかないと言えます。

だからこそ、建てる家はよく検討が必要です。

この場でも何度もお伝えしてきてますが、今のうちに家を建てておこうと、飛びついてもほとんどの日本の家はここ20年、30年断熱的にはほとんど進化してないです。

窓が断熱サッシ・ペアガラスが普及したくらいです。断熱自体は変わりない状態です。

今後の政府の断熱政策の変更で断熱性高い住宅が一気に増えると、新築間もないのに一気に超時代遅れになります。資産価値も一気に下がることになります。

今でも中古の家の市場で新耐震基準以前の家は避けられる傾向にあります。
今後は新断熱基準の家でないという時代となりますね!!

弊社の場合は騒がれる以前から、物凄い断熱性能の家を建て続けていますので建てていただいたお施主さんの家が時代遅れになることないです。

家の性能の差はF1マシン軽自動車くらいの性能差ですね。(車に詳しい方でなくてもこの差はわかると思います。)ぜひともご検討ください。

今年一年の総括でした。来年も引き続きよろしくお願いいたします。

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