暑い家ができるメカニズム

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現在、建てられている木造の家でこのような壁構造の家が増えてます。構造体に構造用合板を張らずに、ダイレクトに外壁材が張られてます。

窯業系のサイディングを使用すると通気層を設けで施工します。
構造用合板を張らないと、外側から・・外壁→通気層→透湿防水シート→断熱材→石膏ボードとなります。

透湿防水シートは厚めの紙のような厚みです。このシートは室内側の湿気は通して外側に排出できます。外側からの水は入れません。ただシートに断熱性能はほとんどありません。

これでもダブル断熱?:
このシートのほんのわずかな断熱性能をあることで、充填断熱(内断熱)+シートでダブル断熱と宣伝している建築会社があります。
この構造がダブル断熱といえるのでしょうか?

真夏でしたら、太陽がしっかり外壁材を熱します。そして、熱い空気が通気層を通過します。単純な構造ですから、通気層を熱い空気を冷ました空気にして通過させるというのは考えられません。

この熱を透湿防水シートが高熱をカットは考えにくいです。(遮熱のシートも存在しますが効果は知れてます!!)
断熱材はあるももの大量の熱が家の中に入り込みます。

グラスウール断熱材などでしたら、完全に隙間なく施工というのは難しいです。断熱材のない隙間が多く存在します。ここからガンガン熱が入り込みます。

この構造だと壁内結露が発生しやすい!!

部屋が暑くなると冷房をしますね!!
部屋を冷やせば冷やすほどに温度差から結露が発生しやすくなります。夏場は湿度も高いので結露の起こりやすい条件はそろってます。

壁の中で結露が発生するのが「夏型結露」です。
発生すると結露は水となり、グラスウールが吸い込みます。グラスウールは水分を吸うだけなので重たくなって下がっていきます。調湿性能に乏しいので水分を排出することはないです。

そこで断熱材が落下すると熱は入り放題となります。無断熱の家が暑くなるのはお分かりだと思います。新築後2、3年で断熱材が下に落ちるという現象が起こっている家も多いです。

建売などの家はこのような壁構造になっているものがほとんどです。
出来上がった家を見ると壁の構造の違いはわかりません。
住み始めて、経年後に家の暑さを身に染みて体感することになります。

夏場に各部屋でエアコン・フル使用となると電気代も月に3~5万アップの家も多いです。断熱材の落下で無断熱の家状態ならこうなっても不思議ではないです。断熱不足の家でエアコンをフルで運転するので電気を猛烈に消費します。

地球の温暖化で超高温の夏が続くのは間違いないです。
断熱性能の低い家に手を出すと、過ごしにくいだけでなく、早期に壁内結露による劣化で、大切な家を失うという結果にもなります。

実際にたった2年で住むことが困難になった家も存在します。
家の選択を誤ると、あっという間に資産を失う悲劇が待っています。

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