雨が多いから・・・
バブルの頃には屋根から突き出したおしゃれな窓「ドーマー」や使いもしない煙突を付けた洋風の家がたくさんありました。
見た目にはおしゃれですが、雨の多い日本には向いてません。
屋根の構造が複雑になると、どうしても雨漏りのリスクが高まります。
ストーブや暖炉がないのにサンタクロースの入り口を作ったり?
実際には穴が空いてないのでサンタも入れませんね!!
暖炉もない、換気用の排気口でもない、ただのデザイン性で付けるだけの煙突です。これも屋根の形を複雑にして継ぎ目あたりからの水漏れの事例は多いです。
やはり、シンプルな屋根が一番です。
雨漏りのリスクが低いとともに、メンテナンス費用もかかりません。
外壁以上に厳しい環境にさらされている屋根
屋根は外壁以上に厳しい環境にさらされてます。
厳しい日射、暑さ、寒さ、大雨に強い風などです。雪や凍害というリスクもあります。
現在、カラーベストと呼ばれる屋根材がほとんどの家で使われてます。カラーベストはセメントを主な材料として薄い板状になっており、軽くて耐久性に優れていると言われてますが「安い」から多用されてます。正式には「ケイミュー株式会社」が発売される商品名です。
カラーベスト、コロニアル、スレート瓦などとも呼ばれてます。
とても水を吸いやすい材料で作られているので塗られている塗装が劣化すると水を吸いやすくなります。添付の画像でも一部が水が抜けきれてないのがわかります。苔も発生してますね!!
この屋根材の劣化は色落ちとして現れます。
商品にもよりますが早いと5年くらい、大体10年ぐらいで白っぽくなります。この時点で再塗装が必要なのですが、このままで放っておく方が多いです。
どうしようもなくなってから再塗装という方が多いですね!!
再塗装の場合に、屋根材と屋根材の間には隙間があって通気層となってますが、再塗装の際にその隙間を塞いでしまうことが多いです。
配慮のある塗装屋さんなら、この隙間にカッターの刃を入れて通気層を復活させてくれますが、やらない所も多いです。
やらないと屋根の中が濡れたりして、傷んだりします。リフォームで屋根の劣化が進むということもあります。
弊社では特別なリクエストが無い限りは瓦の屋根にしてます。
瓦は劣化が少ないので再塗装などの必要がないです。高い耐久性があります。
再塗装では塗装自体よりも、足場代などにもお金がかかります。トータルで大金がかかります。
やはり、耐久性が高く、メンテナンスの必要が高い建材が一番です。
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