もはや夏本番？

昨日は６月なのにとんでもない暑さでした。
３０度を超える気温を各地で記録したそうです。
今年の夏も灼熱地獄がやってくる気配ですね!!

最近、高気密高断熱の家を建てた知り合いが異常に二階が暑く、熱がこもるといってました。
高断熱の家は「魔法瓶のような構造」と説明されます。
断熱が効いて冬は暖かいです。
熱が逃げない構造なのです、確かに冬は快適です。

ところがこの熱が逃げない構造が夏には仇となります。
夏の暑さは壁からは入りにくいですが、窓からはかなり入ります。
そして、家事などでも熱が出ます。人も36～37度近く体温があり熱源です。
熱がこもるという現象が起こります。
暖かい空気はどうしても上に上がります。そこで二階に熱がこもるのです。

これが付けられている２４時間常時換気では抜けません。
知り合いは換気装置があるので「窓を絶対に開けないで下さい」と建てた会社に言われているので実行しているそうで、エアコンをかけるけどなかなか聞かないそうで、夏場はすごい電気代だそうです。
高気密高断熱の家を建てたのに夏場は全く省エネになってないそうです。

朝のうちや夜などは外気温が下がります。部屋の方が外よりも暑いということが起こります。
こんな時は窓を開けて換気をすれば解決するのですが・・

どうして窓が開けられないのか？

窓を開けられない理由は「断熱材」に問題があるからです。
以前にもお伝えしたことありますが、内部結露(壁内結露)が起こると大変なことになります。
そこで窓を開けられると大量の湿気(水蒸気)が入り込むことがあります。
とくに夏場はその可能性が高いです。

すると室内だけでなく壁の中にも大量の湿気(水蒸気)が侵入します。
そしてエアコンで室内を冷やすので入り込んだ大量の湿気(水蒸気)が結露して水となります。あとは何度もお伝えしてますが内部結露(壁内結露)のトラブルが起こり、家を腐らせるとなります。
そこで窓を開けない。換気装置+エアコンで室内はカラカラ状態にしておかないと家が腐るのです。

冬しか快適でない家というのはどうなのでしょうか？
セルロースファイバー断熱材を採用した家ではとくに「窓を開けら入れない」ということはないです。
物凄い調湿性能があるので窓を開けても問題ないです。
朝や夜など外気が下がると窓開け換気をしっかりとすることが出来ます。

高気密高断熱の家を選択する時点で省エネや夏は涼しく冬は暖かいというのがあると思います、それが達成できない家が多いです。
やはり使用する断熱材・仕上げ材で住み心地は変わります。
どんな家にするかよくご検討下さい。

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