食洗器は本当に省エネ、節水になるのか?

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食洗器(食器洗い乾燥機)は、近年、多くの家庭に普及してきました。忙しい現代人にとって、家事の負担を軽減する便利な家電として注目されています。しかし、「本当に省エネや節水になるの?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。この記事では、食洗器の省エネ性や節水効果について詳しく解説し、導入を検討されている方に役立つ情報をお届けします。

食洗器の仕組みと特徴

食洗器は、内部にセットした食器を高温のお湯と洗剤で洗浄し、その後乾燥させる家電製品です。主に以下のような特徴があります:

高温洗浄:手洗いでは難しい高温(約50~70℃)のお湯を使用するため、油汚れや菌を効率的に除去することが出来ます。食洗器が使うお湯ですが食洗器本体がお湯を沸かすタイプと給湯器等からのお湯を使うタイプがあります。キッチンにビルドインするタイプなら給湯器からお湯を供給するタイプが必要です。

自動化:ボタン一つで洗浄から乾燥まで完了するため、時間と労力を節約できます。食洗器を使用することで別の家事をこなすということが可能となります。

定量の水使用:手洗いと異なり、使用する水量が一定に制御されて節水となります。手洗いだとついつい水道水やお湯を流したままにしてしまいます。

これらの特徴から、食洗器の省エネ性や節水効果があると言われてます。

食洗器の省エネ効果どうなのか?

食洗器が省エネになるかどうかは、主に「お湯を沸かすエネルギー」と「洗浄プロセス」によります。

効率的なお湯の使用

手洗いの場合、蛇口から流れるお湯を使い続けることが多いため、ガスや電気を大量に消費します。これが食洗器の場合は必要最低限のお湯だけを使用して食器をあらっていきます、効率的に熱を利用していきます。そのため、特に大量の食器を洗う場合には手洗いよりもエネルギー消費が少なくなることがあります。少量でも食洗器で洗うとなると省エネとは行かない場合があります。欧米では一日分の食器をまとめて洗うといった使い方をします。
日本では食事のたびに食洗器を使ったり、少量でも使ったりします。そうなると省エネ性は怪しくなります。

適切なプログラム選択

最近の食洗器は、省エネモードや短時間モードなど多彩なプログラムを搭載しています。これらを選ぶことで、さらにエネルギー消費を抑えることが可能です。

乾燥機能の活用

食洗器には乾燥機能がついていますが、省エネを意識するなら自然乾燥モードを選ぶのも一つの方法です。これにより電力消費を抑えることができます。実は日本製の場合は乾燥モードがしっかりとあります。ほとんどが電熱で乾燥させます。
ところが、海外の食洗機では乾燥モードがなかったり、乾燥方式が日本とは違います。環境・省エネ意識の高い海外では電力使用量の多くなるヒーターによる乾燥は遠慮されがちなのです。
食器が良く乾く食洗機より、電気を食わない食洗機が売れるところがあります。そのため、ほとんどの海外製食洗機は、余熱乾燥=洗浄後の余熱でなんとなく乾燥する…乾燥機能=洗浄後に自動で扉を半開きして蒸気を少しでも出す…といったものが多いので海外の食洗機を導入の際はよく検討が必要です。ヒーターで加熱する日本製食洗機に比べると『乾きが甘い』と感じてしまうのです。

食洗器の節水効果

水道料金が気になる方にとって、食洗器の節水効果は大きな魅力です。以下にその理由を説明します:

一定量の水で効率的に洗浄
手洗いでは、ついつい蛇口を開けっぱなしにしてしまうことがありますが、食洗器ではその心配がありません。1回の運転で使用する水量は約10~15リットル程度(機種による)と言われており、これは手洗いで同じ量の食器を洗う場合よりも大幅に少ない水量です。

大量の食器にも対応
家族全員分の食器や調理器具など、大量のアイテムも一度にまとめて洗えるため、水の無駄遣いを防ぐことができます。

食洗器の導入で注意すべき点

もちろん、食洗器にはメリットだけでなくデメリットもあります。導入前に以下の点を考慮しましょう。

初期コスト
食洗器本体の価格は数万円から十数万円と幅広く、さらに設置工事費用がかかる場合もあります。長期的な節約効果を考えると元は取れるかもしれませんが、初期投資が必要です。同時に他の家事ができる面は金銭面では計算できない面があります。

スペースの確保の問題
キッチンのスペースによっては設置が難しい場合があります。特に据え置き型やビルトイン型の場合は事前に寸法を確認しておくことが重要です。
ビルドインの場合はシンクの横、通常は引き出し収納がある場所となります。この収納スペースが別で取れないと収納の問題が出てきます。

メンテナンス
定期的なフィルター掃除や内部のメンテナンスが必要です。これを怠ると性能が低下する可能性があります。

実際にどれくらい節約できるのでしょうか?

家庭によって異なりますが、一般的なデータによると、食洗器を使用することで年間で以下のような節約効果が期待できると言われています:

水道代  約5,000~10,000円節約
ガス代または電気代  数千円程度節約
時間  年間で約100時間以上の家事時間削減、『時は金なり』といいますからこの点は大きいですね!!

これらを総合的に考えると、特に共働き世帯や大家族には大きなメリットがあると言えます。

結論:食洗器は省エネ・節水になるか?

結論として、食洗器は正しい使い方をすれば省エネ・節水効果が期待できる家電です。特に以下の条件に当てはまる家庭では、その効果がより顕著になるでしょう:

  • 大量の食器を一度に洗う機会が多い
  • 手洗いで蛇口を開けっぱなしにしがち
  • 忙しくて家事時間を短縮したい

ただし、初期コストや設置スペースなども考慮し、自分たちのライフスタイルに合った選択をすることが大切です。もし迷っている方は、一度試してみる価値は十分あると言えるでしょう。
最後に、食洗器選びの際には口コミやレビューも参考にし、自分たちに最適なモデルを見つけてください、海外製がもてはやされてますが日本とは生活スタイルが違う国に合わせてある場合があります。

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