2021-05-19 階段

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階段の存在のない平屋が一番なのでしょうが、土地が広くないときびしいので平地の少ない広島では、狭い敷地に二階建て、三階建となりますね。

間取りなどは入念にチェック、検討しますが意外と階段の位置とかはそれほど考えられてない事が多いです。

昔の家は玄関に降りるというのが当たり前でしたが、今は違います。

ただ、変わらないのは一階と二階の唯一のアクセス(動線)ということです。(三階建だとプラス三階との)

荷物が運ぶことを考えると直線移動が一番ですが、直階段は設置が難しい間取りも多いです。

実は一番、リフォームがし難い場所が「階段」です。

本当は一番検討しないと行けない場所です。

日本の家は断熱性が階段位置の自由度を妨げてます。

生活動線を考えるとリビングに階段を落とすのが良いと考えられます。

ところがリビングに階段を付けると、リビングと二階の空間がつながることとなります。

冬で言えば、一階で暖めた空気は高い方に行きます。当然、階段を抜けて二階に上がります。

ここでオープンな空間なら熱気が逃げるだけですが、二階が密閉空間(冬は窓を閉め切るので)なので、暖かい空気が押し上げられると交換で冷たい空気が下に落ちてくることとなります。

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暖房すればするほど、二階の冷たい空気が降りてくると言うことになります。これがリビング階段にすると寒いということになります。

夏でも広い空間と言うことになるので冷房の効きも悪くなります。

これが断熱性の高い家では、断熱が高く家の中の温度がほとんど変わらなくなります。

そこで冷たい風が降りてくるということが少なくなります。

そこでリビング階段にするとという心配が無くなります。

間取りに自由度ができるということになります。

アートホームズではほとんど家がリビング階段となってます。

階段を見ると断熱性がわかると言えますね!!

まあ、たまに寒いのにリビング階段が憧れだらと、無理やりリビング階段にされている場合もありますが・・・

突然、人が現れる

リビング階段でオープンな空間なら人が降りてくるのが、ずっと前から確認できてます。

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ところが一階から見ると、周りは壁で階段室だけ開口部だと、人が降りてくるのがわからないということもあります。

子供が走っていたら、衝突とかありますね。大人同士でもないとは言い切れません。

家内事故が起こりかねません。

このようなことから階段はよく検討しないといけません。