人の会話やテレビの音が聞こえにくい
今の家はビニールクロスやビニールシートを張ったフローリングなどの仕上げ材の問題で、音が反射しやすく、エコーが発生して、人の会話やテレビの音が聞こえにくいということが起こってます。
以前にもお伝えしたことありますが、フラッターエコー(定在波)と呼ばれるものです。
対面した平面を音が延々と反射を繰り返すことで起こります。手をパーンと叩いた時に部屋の中で響き渡るとこの現象が起こってます。
昔の家では起こることはなかったです。ほとんどが自然素材で、音を吸音したり、乱反射させるので起こりにくかったです。
今の家でもビニールシートを張ったフローリングを無垢のフローリングに変更したり、ビニールクロスを塗り壁に変えたりすると改善されます。
ここで無垢材のフローリングでも塗装したフローリングならビニールシートを張ったフローリングと同じようなものなので意味がなくなります。
塗装をすることで膜ができ、表面の凸凹がなくなってしまいます。これでは音を乱反射させることができなくなります。
塗り壁は細かい穴がたくさん空いている多孔体です。この穴が音を吸収して、表面は凸凹です。
家は外からの雑音・騒音にあふれてます
実は家は外からの雑音・騒音にあふれてます。
聞きたい音(テレビの音とか音楽とか)が、その雑音・騒音などに埋もれると聞こえにくくなるのでボリュームを上げ気味になるということがあります。
よくあるのが昼間のテレビの音量のままにしていると、夜では音が大きすぎることがあります。
昼間は外の雑音・騒音が大きく、聞きたい音をマスクしているのです。
いつも聞いていると外の雑音・騒音を意識しなくなってます。
ただ、テレビや音楽の音を大きくすることで、実は外の雑音・騒音の存在があることがわかります。
アートホームズで使用しているセルロースファイバー断熱材は断熱だけではなく、音を止める力も凄いです。
外からの雑音・騒音をしっかりと止めてくれます。
セルロースファイバー断熱材で建てた家から、窓の外を見ると最初はおかしな感じに陥ります。
外を走る自動車やバイクの音が聞こえない、雨が激しく降っているのに音が聞こえない、人は映像と音が重なるところで物を認識しているようです。音がしないと何となく変な感じになってしまいます。
でも、この現象が困ったことではなく、とても素晴らしいことですね!!
困ると言えばこのことです。毎度ですが「雨が降り出すのがわからい!!」という嬉しいクレームを毎回頂いてます。
静かな家は本当にありがたいと思いますね。
快適に過ごせます。