2021.09.12
カテゴリ：ブログ
家づくりのラビリンス(迷宮)に迷い込こむ
家づくりの無料相談会を開催しておりますと、様々な質問・相談をいただきます。
土地の相談などもありますが、やはり多いのは家に関することですね。
家づくりにかかる実際の費用の心配から、どれくらいの家の広さが必要か?設備のことや収納の数や広さなど、 数え切れない疑問や不安ががあります。
それらをひとつひとつ解決させていただいてます。
真剣に家づくりにこだわれば、まるでラビリンス(迷宮)に迷い込んでしまったようで、 出口（正解策）が解らなくなります・・・そこで少しでも助け舟になればと続けてます。
自然素材が良いのはわかっているがとても予算がかかってしまうので自分たちには無理だ!!
床暖房が憧れ!!
などの話も出ます。
これらのことも家のこと、断熱のことなどをしっかり勉強すると解決できることもあります。
どうして、高気密高断熱の家に床暖房が必要なのでしょうか?
ある大手のハウスメーカーさんの家は高気密高断熱の家を自慢して、なおかつ床暖房を装備が自慢です。
ふと、疑問に思うのが高気密高断熱の家で床暖房が必要なのだろうか?というところです。
高断熱の家でしたら、とくに床暖房がなくても快適に過ごせる気がします。
床暖房の問題点
日本の家のほとんどに使われている合板フローリングですが、とても熱が抜けやすいのです。
そして、素足で歩けば真冬にはとても冷たく感じます。
断熱が良くても、熱が抜ければ暖かくはなりません。
また、人は壁や床からの輻射熱を感じで初めて暖かいと感じ始めます。
真冬に冷え切った部屋に帰って暖房を入れてもすぐには暖かく感じないのは床や壁が冷え切っているせいです。
長時間、暖房を入れることで床や壁が暖まり、人は暖かくなったと感じ始めます。
ところが合板フローリングの家は暖房しても熱が抜け続けます。
そこで床暖房で床を暖めないと人はこの部屋は寒いと感じてしまいます。
床暖房は最も効率の悪い暖房の一つです。膨大なエネルギーを消費します。
ここで考えればわかりますが、床暖房の設備費用とランニングコストを考えれば無垢の床にしてもかなりのお釣りがきます。(少しだけ初期費用は高いですが・・・)
アートホームズで建てれば無垢の床にしてもそれほどの負担増にはなりませんし・・・
ヒント：
それとハウスメーカーさんでは設備などに何割か必ず大きな利益を加算してます。そこで少しでも設備を増やせばそれだけ利益が増えます。ただ、お施主さんが必要ないと思えるものはさすがにカットされるのでいかにも必要そうなものを勧めてきます。床暖房とかは費用がかかるので大いに利益が出ます。
そして、その家で暮らすとずっと高い光熱費を払い続けますが、無垢の床なら無駄なエネルギー消費がないです。
エネルギーコストの安い外国では手っ取り早く効率の悪い床暖房も良いですが、エネルギーコストの高い日本では大きな問題です。
床暖房は魔法の・・・というような誘惑ですが、家のこと断熱のことに詳しくなると、必要ない・・・と思えるようになります。
それまで絶対に必要だと思っていたものが、しっかりと必要ない思えるようになって、迷いがなくなりますね。
ぜひ、家づくりの無料相談会にご参加いただいて、質問・相談をしていただきたいです。