グラスウールとセルロースファイバー

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日本の住宅の多く(ほとんどと言って良い)で採用されているのが、「グラスウール」です。

性能がすごいというよりも、「安い」「施工が楽」というのが大きな理由ですね。

もちろん「グラスウール」にも種類があって、グレードも存在します。高性能になればそれなりに高価となります。

一番の欠点は施工しやすいようにビニール製の袋に包まれてます。

壁の中が何もない場合なら良いのですが壁の中には様々なものが存在します。

筋交いや配管、電線、スイッチボックスなどが邪魔をしてます。袋入りなので変形の隙間や狭い空間への追随性が悪いです。

セルロースファイバーでしたら細かい粒子状の断熱材なので吹き込むとどんな隙間にもしっかり入り込み隙間がほとんどできません。

この隙間が結露が起こりやすいので結露のトラブルが起こりやすくなります。

最近、増えている発泡系のウレタン断熱材も本当は壁厚よりもふかして吹いて、壁厚と同じようにカットして隙間ができないようにするのが正しい施工方法なのですが、高いのと施工性が悪くなるので50%から70%くらい吹いて終わりにしてますね!!内側の石膏ボードとの間に隙間ができてます。

素材自体も結露が起こりやすい!!

グラスウールはガラス繊維でできています。夏場のガラスのコップを見るとわかりますが、冷たい水を注いだコップを放置すると結露びっしりと付きます。

壁の中でも同じような現象が起こり、結露が発生することで、カビや腐敗菌が非常に発生しやすい環境になります。

これが壁内結露のトラブルです。多くのリフォーム現場で壁の中で真っ黒になって下部に落下したグラスウールを目撃します。ほとんどの現場と言っていいほどです。

セルロースファイバー断熱材は木から作られる新聞紙が原料の断熱材です。木と同じように調質性能に富んでます。結露のトラブルから開放されます。

アメリカでは古くから使われていて、50年経っても劣化がないことが証明されてます。

また、20%以上のホウ素(ホウ酸)を添加することで燃えにくい加工がされてます。この効果は300年経ってもほとんど落ちないと言われてます。

このホウ素(ホウ酸)を入れることで防虫効果も高くなってます。G対策も凄い断熱材です。安全性も高いです。

安いというメリットで使われ続けられているグラスウールで家を建てられますか?

正しく施工していれば優良な断熱材と主張される方もあるのですが、グラスウールを正しく施工をしている現場を見ることはほとんどないです。

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