ダブル断熱の採用の理由

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日本の家のほとんどが壁の中に断熱材を入れるという断熱です。

少数派として壁の外から断熱材を張り付ける断熱をしているところがあります。これを外張り断熱と呼んでます。よく聞く「外断熱」ですね。

壁の中に入れるのは充填断熱といいます。こちらは「内断熱」とよく聞きますね。

この充填断熱(内断熱)の欠点は壁の中に断熱材を入れるので、間に柱や梁、土台が入ります。

間に柱や梁、土台は断熱材よりも断熱性が低いのでここから熱が抜けやすい、入りやすいのです。

これをヒートブリッジ(熱橋)と呼んでます。

この現象ですが木造の場合は木材はある程度の断熱性があるのでそれほどひどくは現れません。ところが軽量鉄骨など鉄の家は顕著に表れます。

金属は熱伝導率が高いので熱を伝えやすいのです。鉄の家+充填断熱(内断熱)ですと夏は暑い、冬は底冷えがする家となりやすいです。

それなら外断熱が良い?

建物をすっぽりと断熱材で覆う外断熱が良いと思いますよね!!

そうなのですが、外壁材はしっかりとしたものは相当の重さがあります。間に断熱材が入ると外壁材を支える、取り付けている金具や区議ビス等が長くなります。

長いと重さを支え切ることができなくなります。そこで分厚いグラスウールを入れる場合は木を入れて重い外壁材を支えることになります。これでは充填断熱(内断熱)と同じくヒートブリッジが起こります。

外断熱の場合は断熱材を厚くできないという欠点があります。今後、薄くても断熱性が高い断熱材ができれば解決されますが・・・これにはコストが安くてという条件付きとなります。

それなら、内断熱+外断熱

外断熱では断熱材の厚さ限界がありますので、それなら充填断熱(内断熱)+外断熱がベストとなります。

日本の場合は狭い土地に人がひしめき合ってますので小さな土地に家を建てます。そこで壁厚を厚くすることができにくいです。

そこで充填断熱(内断熱)+外断熱のダブル断熱にすることで薄い壁でも高い断熱性を実現できます。

ただ、越えないとといけないことも多いです。ダブルで断熱材を入れるのでコスト高になります。

また、やり方や断熱材の組み合わせを誤ると建物が傷んだり、腐りやすくなったりします。

克服するには経験とたかいテクノロジーが必要です。

単純に外に断熱材を張れば良いのではないです。

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