2022.07.03
カテゴリ：ブログ
高断熱の家でもエアコンなしはきつい!!
「高断熱の家ですと夏にエアコンなしで過ごせますか？」
という、質問を受けました。
正直、この危険な暑さではエアコンなしでは過ごせないとしか言えません。
一つは高断熱と共に、高気密住宅というのが最新の住宅ですが、実際にはどんなに高気密の家でも現状では、かなりの隙間があり、窓や換気扇などからの空気の侵入もあります。
一般の住宅に比べたら、隙間風は入りにくいのですが、完全に密封ということはないです。
そこで次第に外気熱が入ってきます。
冬場の話で恐縮なのですが、日本の一般的な家は気密性が悪く、冬場には居室が５℃から10℃くらいまで下がります。断熱の低さと共に隙間から寒さが入ってきているのです。
エキスもーは極寒の大地に氷などを積んでイーグルというかまくらのような家で過ごします。この家は気密性が高く、中は14℃くらいです。
なんと日本の家のほうが暖房ナシなら寒いのです。
気密性の悪さは夏にも大きな影響があります。
人も熱源!?
もう一つは家の中に多くの熱(家電やコンロなど)を発生させるものがあります。また、住む人自体が36～37℃くらいの体温があり、熱源でもあります。窓も熱の問題からすると弱点ですね。
生活をすれば室内がどんどん熱くなります。
断熱の低い家では熱が入りやすいですが、逆を言えば熱が出やすい家でもあります。まあ、危険な暑さなら入る熱が圧倒的に強いですが・・・
ある面では熱がこもるということもないということです。
高断熱の家では熱の出入りが少ないので、熱がこもってくるという現象が起こります。
エアコンで冷やさないと涼しくなりません。
まあ、すぐに設定温度になるので、断熱の低い家よりはわずかな光熱費で過ごせます。
この光熱費の違いは住めば住むほどに大きくなりますね!!
年々、エネルギーコストは上昇しているので、今後はこの差は大きくなります。
冷暖房なしで過ごせるような家ではないですが、かなり光熱費が削減できる家です。
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