換気システム③
ランニングコストが掛かります。
各部屋にダクトをつないで、それも往復です。数十メートルのダクト長となります。
このダクトに空気を送り込み、吸い込みます。
よく、この話の時にストローでコップの飲料水を吸う時のことを出されます。コップ一杯の物凄い力が必要ですね。数十メートルのダクトの空気を吸ったり吐いたりするのですから、相当の力のモーターが必要です。
この換気システムの家の電気のメーターを見ると換気システムのスイッチを入れたとたんにクルクルと回り始めます。(今はスマートメーターが多いのでデジタルの数字が動き出します)
月に8000円から一万円くらいの電気代が換気システムだけでかかるというものもあります。ランニングコストもですが、エコが叫ばれている世の中で、ものすごくエネルギーを消費する換気システムがどうなのでしょうか?
ちょっと考えてしまいますね?
このシステムを採用する家は窓を開けないで下さいと言われます。
この換気システムを採用する家は引渡しの際に「窓は開けないでください。換気装置で換気をしてます」と言われます。
先日もお伝えしましたが使用している断熱材が湿気がたくさん入ると壁内結露のリスクが高くなるのでまずいとともに、換気システム自体も湿気が室内で多いと良くないのです。前記にあるようにダクト内でも結露が発生しやすくなります。
窓開け禁止とともに、使うと大量に水蒸気を発する、石油やガスのストーブも使うなと言われます。エアコンやFF式のストーブが推奨されてます。
本当は人が住むにはある程度の湿度があった方が快適です。ところが湿気に弱い断熱材・換気装置を採用していると、とにかくカラカラの空間が最適となります。
人が住むには好ましくない環境を作る家がどんどん建てられているのが現状です。
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