ガスコンロとIHヒーター
熱源をガスか電気にするかで迷われるのにコンロの問題も大きいですね!!
ガスの給湯器なのにキッチンは電気という方も増えてます。
熱効率の問題でもガスコンロは熱の6割強を横から逃がしてます。
横から逃げる熱が鍋などを熱くするので、てんぷらや炒め物の際に油煙を発生させやすく、キッチンが汚れやすくなります。
高気密化する家で、酸素を猛烈に消費して、二酸化炭素や有毒ガスを発生します。
また、開放型のストーブやファンヒーターなど同様に燃やした燃料以上の量の水蒸気を発生させます。
とくにグラスウールを使用した高気密高断熱の家では水蒸気の大量発生は困るし、劣化につながるのでガスコンロの使用は避けられてます。
海外での報告では、家をシックハウスで問題のない素材で仕上げてもシックハウスが発生するので調べるとガスコンロから発生する各種の燃焼ガスの中にシックハウスを発生させる成分があったとされてます。
このようなことから、給湯器はガスにしながらキッチンは電気とするお施主さんやこの組み合わせを勧める設計士さんがおられるのですね!!
問題視されるのIHヒーターのランニングコスト
IHクッキングヒーターのランニングコストが問題視されますが、ほとんどは使い方の問題の方が大きいようです。
熱の出方が違います。IHクッキングヒーターをガスコンロと同じように使うと、どうしてもランニングコストが増えていきます。
ガスコンロの場合は鍋やフライパンが適温になるまでに時間がかかります。その間に具材の用意するとかよくありました。
IHクッキングヒーターの場合は即時に適温となります。それもヒーターに触れている面が均等にその温度になります。ほぼ即調理可能なのです。タイムラグがほとんどないです。
タイムラグが要らないのに無駄に鍋やフライパンを熱することとなります。
IHクッキングヒーターの場合は具材や調味料を用意しておいて、すぐに調理すればランニングコストは下がります。
電気のヒーターが熱がいまいちというのは昔の話ですね。やかんのお湯もガスの1/3くらいのくらいでわきます。この時短もランニングコスト低減に役立ってます。
無駄に熱するとテフロン加工してあるフライパン等はすぐにダメになります。具材を載せた状態では問題ないのですが、空焚きで高温にするとすぐにテフロン加工がダメになります。
正しい使い方をすれば、それほど電気代を喰うものではないです。
コンロの件もお施主様のご希望で決めさせていただいております。とくにリクエストがない場合はIHクッキングヒーターとしております。
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