家の断熱性能を数値化する時代となりました。

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車やエアコンなども燃費や消費電力が表示されて、燃費などの比較が数値で比較できるようになってますが、家については長年、具体的な数値は示されずに「うちの家は断熱が良い」と言っても具体的な数値は示されないことがありました。

2022年に改正された省エネ基準でははっきりと数値化されたものが出るようになってます。
「UA値」で家の断熱性能が示されます。

UA値は、「外皮平均熱貫流率」と言います。断熱性能を数値で示したもので簡単に言えば・・・

UA値が大きければ大きいほど=断熱性が低い(熱が壁や床などから外に逃げている)

UA値が小さければ小さいほど=断熱性が高い(熱が壁や床などから外に逃げにくい)

という意味となります。

UA値を求めるには、

「外皮平均熱貫流率(UA値)=各部位の熱損失量の合計÷延べ外皮面積」

という計算式で出します。

「外皮」というのは家の外側のことで「壁」や「屋根」「床」「窓」などのことを指します。
そこで使われている断熱材や窓などに断熱性能を示す数値が出してあるので計算式に当てはめて家全体のUA値をはじき出します。

この計算は膨大な数値を入れないといけないので計算が出しやすいように「ソフト」があったり、専門に数値を出す会社があり、そこに依頼したりしてます。

断熱材を入れる壁に比べて、窓は断熱性能が壁よりは高性能のものよりも落ちます。
そこで窓の数を増やしたり、大きくすると「UA値」が悪くなってきます。
そこで高気密高断熱の家は窓が少な気味の家が増えてきてます。
窓については採光基準をクリアする必要があるので減らすのに限界があるのでギリギリの窓の数、広さで設計していくことになります。

昔の日本の家では一階はほとんど掃き出し窓ということも多かったですが「UA値」が問われる時代となるとほとんど付けなくなります。

あくまでも机上の・・・

あくまでも「UA値」は机上の数値です。
これまでも何度か触れてますが、グラスウールを使用する現場では完全に壁の中に入れられることは少なく「筋交い」などが入る壁では三角形の隙間の端などは隙間だらけの施工となってます。

添付の画像は吹付のウレタンの現場です。断熱材は凸凹で壁いっぱいには吹かれてないです。
これでは断熱のムラが出て数値通りの断熱数値は出ないです。

実際に建った家の「UA値」が計算通りではない場合が多いと思います。
施工する職人、大工さんがどれだけ正しい施工をするかで、手を抜くかでその家の「UA値」が変わってきます。

また、これも何度も触れてますが、お施主さんが実際に住み始めてからも、ずっと「UA値」が維持できているか?ですね!!
「壁内結露のトラブル」から多くの家で断熱材が下に落ちていることが多いです。
断熱材が無くなっているので「UA値」は悪くなります。

グラスウールなどは正しい施工をすれば「壁内結露のトラブル」は避けられると主張をしてますが正しい施工をされている現場は本当に少ないです。
元々が湿気に弱い断熱材を何とか工夫して使っているのが現状です。

それよりは調湿性能に富んでいて、湿気に強い断熱材などを使用する方が確実に「UA値」の悪化を防げますし、家を長持ちさせることができます。
アートホームズではそういう断熱材などを使用して「UA値」の変わらない、長持ちする家づくりをしてます。

自然素材にこだわった、断熱性の高い家を適正価格で、ご提供してます。
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