ダメな営業マンに当たったのではなく

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あるメーカーさんで家を建てた方と話す機会がありました。
その方は打ち合わせの際にこの間取りの「ここ」と「あそこ」を変更してくださいと後日の打ち合わせの日を決めて帰ったそうです。

そして。次回の打ち合わせで図面を見ると指定したところが変更されてない、
営業マンは「このままの方が良い」とか「変えたら予算が上がる」とか言い出したそうです。
何とかしたい施主さん(その方)は何とかして欲しいと再度書き直しを要求します。
このようなことが10回ほど続き、結局は最初の間取りで押し通されたされたそうです。
思いとは程遠い家が建ったそうです。

その方は「ダメな営業マンに当たった」と言われてました。

家を工場で建てるから、なるべく同じ間取りにしたい、しかできない!!

その方が建てられたのは大手のハウスメーカーさんです。
多分?その営業マンさんがダメなのではなく?
そのハウスメーカーさんが工場で家を生産するので、プラン集からの大幅の変更はしにくいのが原因だと思われます。

パネル工法などの家だと構造上「取れない壁」や「付けられない窓」があります。
そこでプラン集が作られていて、方角と土地に入る家をそこから選び入れ込んでいきます。
変更についてはその会社でルールがあって、変更の限界があります。

また、変更のルールだけでなく、家ごとに細かい変更があれば工場での効率化がどんどん下がります。
できるだけ同じ間取りの家を建てないと儲からないとなります。
そこで「お施主さんの思い」よりも「会社の利益が優先」となります。

担当した営業マンさんがダメなのではなく、会社の方針やそんな家しか建てられないのが原因だと思われます。
たとえ気に入らないから営業マンを変えてもらっても着地点は同じ場所となります。

まずは契約が怖い!!

その方もそうですが、まずは契約させられます。
間取りや内容、予算も決まらい時点でです。
打ち合わせが進み納得がいかなくてもキャンセルしたら契約時に入れたお金は帰ってこない→仕方なく話を進めることとなります。

家の契約については他社さんとの競合もよくあります。
できればこれも回避したい!!
ということでまずは契約をとなります。

もし、車を買うと本体価格+諸費用を出してもらい納車されていくらになるかを聞いてから判断します。
エアコンなら本体+設置費用ですね!!
その出された見積もりの金額に納得されて契約ですね!!

家だけは何も見積もりされてない状態で契約です。
その会社の家にほれ込んで価格や内容は気にしませんなのでしょうか?
多分?違うと思います。
まずは契約が怖い!!です。
しかし、これが業界の常識となりつつあります。

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